◆夏を乗り切るマスク(1)
『ハッカ油をつかって乗り切る』
ハッカはシソ科の多年草。葉にはメントールが含まれ清涼感がある。乾燥した葉を蒸留して得られる製油=ハッカ油には、防虫・消臭・除菌・そしてリラックスの効果があるとされる。
感染対策や消毒用エタノールのメーカー・健栄製薬によると、この時期は例年ハッカ油の引き合いが増えるが、今年はさらに増えているという。その一因として、「ハッカ油マスク」が話題になっているからではないかとしている。
健栄製薬のホームページによると、「ハッカ油マスク」とは、ハッカ油を使った手作りのスプレーを、マスクに外側(50センチくらい離して)から、ワン『PUSH!』したもの。ちょっとクールで除菌効果も期待できる。ただ「マスク内の温度を下げるものではない」としている。
また、ジッパーのついたビニール袋にハッカ油で湿らせたコットンを入れて、そこにマスクもしばらく入れておく。この方法でもハッカの香りがするマスクのできあがり。
そしてハッカ油はこの季節、いろいろな場面で使われる。虫よけスプレー、冷却スプレー、消臭、さらに花粉症対策、風邪・インフルエンザ対策、掃除や洗濯、アイロンにも。マスクだけでなく、さまざまな場面で活用できそうだ。
◆夏を乗り切るマスク(2)
『手作りなら生地に工夫を』
涼感タイプの生地が人気。肌触りもよい。とはいえ、涼感が長く続くわけではない。もちろん温度を下げるものでもない。涼感生地と浴衣地や麻などほかの素材を組み合わせることで、効果アップを期待。また、ぬらすとひんやり効果がある生地もある。