また、前述の松井秀喜さんのメジャーリーグでの通算OPSは、「.822」。日本プロ野球史上2番目の通算OPSを誇る強打者が苦戦している様子が見てとれ、この「数字」からもメジャーリーグのレベルの高さをうかがい知ることができます。
これらの指標は、出塁率や四死球数など選手の結果を表す数字を組み合わせて出すものですが、最近では投手が投げる球の回転数を表す指標や打球角度や打球速度を表すものから、⼀番効率的にボールを飛ばす角度と速度やボールを叩く位置などが研究され、プレー状況自体を表すデータがあふれており、もう何が何やら……。
メジャーリーグ各球団は独自にアナリストを雇用し、このような「数字」からチームを勝利に導く「新たな数字」を生み出すべく研究を重ね、年々新しい数字に基づく戦略や理論を作り出しています。記憶に新しいフライボールレボリューション(ゴロではなくフライを狙った方が結果的にチームの得点への貢献度は上がるという理論)など従来のプレーの形態を劇的に変化させるトレンドが生み出され、海を渡って日本の野球にも影響を与えているのです。
ダイナミックなプレーとそこから生まれる緻密なデータ。「数字」を追いかけながらメジャーリーグの魅力や日本のプロ野球との違いをこれからお伝えしていきますので、乞うご期待! よろしくお願いします!
(ミスター“ボンズ”)
