厳罰化スタート「あおり運転、録画中!」兵庫県警、あいおいニッセイ同和損保とコラボ ステッカー作成 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

厳罰化スタート「あおり運転、録画中!」兵庫県警、あいおいニッセイ同和損保とコラボ ステッカー作成

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 また長谷川直樹・交通捜査課長は「やはり現場の様子を如実にとらえたドライブレコーダーの映像は嘘をつかない。これからは『動く映像で、動かぬ証拠』ドライブレコーダーによって捜査の迅速化、効率化に努めたい。被害者の方々の思いに応えるためにも」と意気込む。

 あおり運転の取り締まりを強めている兵庫県警では2018年、道路交通法違反(車間距離不保持)での検挙が1,782件、2019年は2,058件といずれも全国で最多となった(なお2020年1~4月は454件)。

兵庫県警本部(神戸市中央区)
兵庫県警本部(神戸市中央区)

■20年前にもあった『あおり運転』被害者遺族は語る

 神戸市長田区に住む女性は2000年、弟(当時27歳)が加害者の少年(当時18歳)と車の通行をめぐるトラブルになり、少年が急発進させた車にはねられ、命を奪われた。車間距離を開けずに後ろから車であおられたという。女性はラジオ関西の取材に「いま思えば、その通行をめぐるトラブルこそが『あおり運転』だった」と振り返る。「いまはドライブレコーダーが普及して動画そのものが“見える証拠、物的な証拠”としてひと目でわかる。可視化されている。当時はそんなものはなかった。2017年に起きた東名高速道路の事件をめぐる一連の報道に接して、弟が犠牲になった20年前の事件は『あおり運転』が原因だったんだと確信した」と話す。

 今回の改正では酒気帯び運転や酒酔い運転といった、いわゆる「飲酒運転」と同等に悪質性が高い場合は身柄の拘束もあり得るため、今後、あおり運転阻止も含めた安全運転への心掛けが重要となる。

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