神戸港の2020年上半期(1~6月)の輸出入総額は前年同期比(2019年上半期比)13.6%減の約3兆8800億円で、2年連続のマイナスとなり、リーマン・ショック後の2009年下半期に次ぐ減少となったことが神戸税関への取材でわかった。
神戸税関は要因として「米中貿易摩擦」と「新型コロナウイルスの感染拡大」と分析している。
輸出は2兆3800億円で16.2%落ち込んだ。自動車部品やブルドーザーなどの建設用・鉱山用機械などが落ち込んだ。
輸入は1兆5000億円で9.2%下回り、リチウムイオン電池や太陽光電池などの製造に使う無機化合物、コバルトや銅といった非鉄金属が減少したという。