「バレーボールを通じて目標や夢を育んで」V1姫路が中学生向けスクール開講 元選手がコーチとして奮闘 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「バレーボールを通じて目標や夢を育んで」V1姫路が中学生向けスクール開講 元選手がコーチとして奮闘

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 女子バレーボールのトップカテゴリー、Vリーグ1部(V1)のヴィクトリーナ姫路応援番組『いいな117ヴィクトリーナ』(ラジオ関西)。7月20日放送回では、ヴィクトリーナU16バレーボールスクールのニュースを紹介。コーチを務める筒井視穂子さんと安田睦実さんに話を聞いた。クラブの魅力を発信している番組パーソナリティーは、ヴィクトリーナ姫路フロントスタッフ(元選手)の菅原未来と、スタジアムMCの佐藤りな。

 7月12日に開講したヴィクトリーナU16バレーボールスクール。主に兵庫県に在学する中学生を対象に、バレーボールの経験有無を問わず、バレーボールやスポーツ全般に興味・関心のある生徒に対して、きめ細かなコーチングを実施。「バレーボール技術の向上」や「人間性の向上に役立つ考え方の体得」を狙いとしている。

ヴィクトリーナU16バレーボールスクール
ヴィクトリーナU16バレーボールスクールの様子(写真提供:姫路ヴィクトリーナ)

 このスクールで指導するのは、かつてヴィクトリーナ姫路で選手として活躍していた筒井視穂子ヘッドコーチと安田睦実コーチ。開講日を終えて、「すごくやる気のある中学生がいっぱい来てくれたので、これから練習するにあたって、楽しみだなっていうのがあります」と話したのは、ヴィクトリーナ初代キャプテンも務めた経験を持つ、筒井ヘッドコーチ。一方、昨シーズン限りで現役を引退し、指導者としての歩みをスタートした安田コーチは「正直、すごく緊張しました。自分から中学生に絡みに行けなくて、そこがちょっと悔しい」と率直な思いを吐露していた。

 両コーチも指導者として難しさを感じるというのが、接し方や伝え方。安田コーチは「自分が伝えようとしたことを上手く表現できず、中学生がわかっていないかなと感じる部分がありました」とコメント。それでも、先輩格にあたる筒井ヘッドコーチは「中学生はすごく大事な時期なので、接し方一つひとつにしても、難しいとは思いますが、積極的にコミュニケーションをとってやっていきたいなと思います」と前を向く。

「選手を辞めたら指導者になりたいというのは結構前からあり、バレー教室とかをしているうちに、もっともっと指導者を追及していきたい思いが募っていきました。自分のチームを持つというのが、自分のなかの最終の目標だったので、今こうやってヘッドコーチを任せてもらえて、すごく今は頑張ろうという思いです」と話すのは、筒井ヘッドコーチ。「自分が教えてその子が上手くなるのは、その子の成長にもなるし、自分の成長にもなるという魅力がある」と、指導しながら自らも学びを得ているという。

「自分が教えたことができるようになったところを見たり、みんなが楽しそうにバレーをしたりするのを見るのが、すごく魅力的」と指導者のやりがいについて語る安田コーチは、指導者や教員になるのが夢だったとのこと。「バレーボールを通して中学生の人間性を高めたいという思いがあったので、U16のコーチをしようと思いました」と、24歳という若さながら一線を退き、後進の指導にチャレンジする理由を明かした。

 頑張っている子どもたちに向けて、筒井ヘッドコーチは「目標や夢をもって、いろいろなことに取り組んでもらたいし、その目標や夢に向かって努力することがすごく大事だと思うので、今、目標がない子はしっかり目標を持って頑張ってもらいたいと思います」と熱いメッセージを発信。安田コーチも「今年は特にバレーボールをやる期間が少なかったり、そういう機会がなかったと思うのですが、少しずつバレーボールができる環境も整ってきたので、そのちょっとしたなかで、思い出を作ったり、他の学校の人と仲良くなったりしてほしいなと思います」と呼びかけた。

 ヴィクトリーナU16バレーボールスクールの情報など詳細は、ヴィクトリーナ姫路の公式ホームページや公式SNSで掲載されている。

『いいな117ヴィクトリーナ』パーソナリティーの菅原未来と佐藤りな(写真:ラジオ関西)
『いいな117ヴィクトリーナ』パーソナリティーの菅原未来と佐藤りな(写真:ラジオ関西)

ヴィクトリーナU16バレーボールスクールの様子(ヴィクトリーナ姫路ホームページより)
https://www.victorina-vc.jp/information/20200713-7808/

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