下山 昨日の夜、いつも以上にバットを振り続けました。親も「頑張って来いよ」と背中を押してくれました。
――練習試合とは雰囲気が違った?
下山 空気が全く違いましたね。なんというか……ピリピリしていました。あとは後ろを見たらスタンドにみんながいる。ちょっと感動しました。
――3年間を思い返して一番の思い出はなんですか?
下山 やっぱり今日の試合ですね。あとは……2年秋の練習試合でホームランを打ったこと。うれしかった、今も忘れられません。
■野球人生初めての「挫折」を乗り越えてつかんだ成長
叔父の影響で小学3年生のときに「下坂部ボーイズ」で野球を始めた下山選手。中学は「尼崎園田フレンズ」でプレー。2年生時には倉敷国際少年野球大会の兵庫東選抜に選ばれるなど、常にチームの中心選手として活躍してきた。
――レギュラーになれなかったのは初めて?
下山 初めてです。中学のときはエースでしたし、内野や外野を一通りやってきましたから。
――初めてサポートする側に回ったんですね。