下山 入学してすぐ、2018年春の近畿大会で大阪桐蔭高校と対戦したんです(明石商は6-7で敗戦)。藤原恭大選手(現・千葉ロッテマリーンズ)はモノが違うな、と思いましたね(藤原は5打数で5安打を放った)。そこから憧れです。
――支えてくれた人、チームメイトに伝えたいことはありますか?
下山 父は単身赴任なので、母が3年間一人で支えてくれた。「ありがとう」と言いたいです。レギュラーのみんなは、甲子園であと1試合(16日の交流試合、対桐生第一)残っています。今日の悔しい思いを糧に暴れてほしいです。
まっすぐにこちらの目を見て質問に答える表情が印象的だった。インタビューの最後、下山選手に「明商の野球を一言で表すと?」と聞くと「粘りです!」と即答。3年間の思い出を胸に、1人の球児が次のステージに羽ばたく。