「山の日」 蝉しぐれを包む祈り 書写山円教寺 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「山の日」 蝉しぐれを包む祈り 書写山円教寺

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画像提供・日本伝統芸能猿まわし 二助企画
円教寺では新緑や紅葉の季節に公演することが多い(画像提供・日本伝統芸能猿まわし 二助企画  2019年秋)
画像提供・日本伝統芸能猿まわし 二助企画
猿の「わかば」(画像提供・日本伝統芸能猿まわし 二助企画)

 姫路市内に住む40代の男性は「運動を兼ねてよく円教寺へ来ます。摩尼殿での祈祷のもと、気持ちを集中させて、ただ悶々と過ごしている自宅とは違う空間を味わっています」とコロナ終息を願う。

摩尼殿の祈祷
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摩尼殿の祈祷
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「思いを形にしたい」中安住職は真言を4回唱えると、手の数珠を1玉ずらして108玉で1周する。それを10周繰り返す。「先の見えない状況で疫病退散への思いはもちろん、『生きとし生けるものの安穏』を祈り続けたい 」と心に誓う。

 人類は疫病との闘いの歴史を歩んだ。霊峰から捧げる祈りは、その退散の時まで続く。

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