映画「思い、思われ、ふり、ふられ」は約1か月にわたり、神戸で撮影された。物語が大きく動き出す文化祭のシーンは、校内や門構えの雰囲気の良さから兵庫県立神戸高校でロケを実施。教室や廊下の装飾や、中庭の模擬店など作品をより引き立てるセットが並んだ。このシーンは、理央と由奈にとってとても重要な場面となる。由奈役を演じる福本さんが気持ちを作るまで、北村匠海さんが最後まで付き合っていた姿も見られた。
◆難しい声の演技
――今お話されている声と、由奈を演じている時の声で、高さやトーンが少し違いますよね。何か意識されていたんでしょうか?
監督と主人公のキャスト4人が集まって台本を読み合わせした時に、声のチューニングをしたんです。由奈は声が少し高い方がキャラにあっていて、一方で浜辺美波さん演じる朱里はちょっと低めに設定しようと決めて。私はどちらかというと声が低めなので、全編を通して少し高めの声でやらせていただきました。ただ、普段はこの声で生きているので、お芝居に集中にしていると、声がどんどん下がってきちゃうんですね。なので、全神経を集中させてお芝居をすることにとても苦労しました。
――完成した映画を見て、率直にどんなことを感じましたか?
撮影中、4人がそろうシーンはあまりなかったんです。私は北村さん演じる理央くん、浜辺さん演じる朱里とのシーンが多かったので。だから、私が撮影現場にいなかった3人のシーンを完成した作品で見て、「あぁ、こうなっていたんだ」「みんな、もがいて苦しんでいたんだな」と初めて気づくことも多くて。4人の思いが交差していく様子が丁寧に描かれていて、エンドロールの髭男さんの曲と相まって、心にグッときましたね。
◆休日に神戸を満喫
――映画の撮影が行われた神戸で、お休みの日はあったんですか?
はい、ありました。浜辺さんとミント神戸へ映画を見に行きました。
■映画「思い、思われ、ふり、ふられ」
キャスト:
浜辺美波 北村匠海 福本莉子 赤楚衛二
上村海成 三船海斗 古川雄輝 / 戸田菜穂
原作:咲坂伊緒「思い、思われ、ふり、ふられ」
(集英社マーガレットコミックス刊)
監督・脚本:三木孝浩
脚本:米内山陽子
音楽:伊藤ゴロー
劇中音楽:小瀬村晶
主題歌:「115万キロのフィルム」Official髭男dism
(LASTRUM Music Entertainment Inc.)
映画「思い、思われ、ふり、ふられ」公式ホームページ
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