「♪信濃の国は十州に 境つらぬる国にして 聳ゆる山はいや高く 流るる川はいや遠し~」
信州の人なら誰でも歌えるという「信濃の国」。信州の地理・風土・名所・偉人・歴史が6番までにわたって歌われている。1899(明治32)年に長野県師範学校教諭の浅井洌が作詞、翌年に同校教諭の北村季晴が作曲したものだ。長野県師範学校卒業生が県内の学校で生徒に教えたことにより各地に広がり、やがて県歌に制定された。(※一部、長野県ホームページより引用)
その「信濃の国」信州と大阪を結ぶ季節限定便が8月1日から31日まで運行されている。信州まつもと空港と大阪伊丹空港を約50分で結ぶ。また、信州と神戸とは通年便があり、こちらは1時間で到着する。
![信州まつもと空港](https://jocr.jp/raditopi/wp-content/uploads/2020/08/DSC_0173.cleaned-1024x512.jpg)
信州の玄関口、信州まつもと空港から車で約30分、松本市内の中心に位置する松本駅の近くにあるのが、国宝松本城だ。現存する5重6階の天守閣では最古のものだ。戦国時代末期に作られたため、防御目的で建てられていて、窓が少なく、矢を射ったり鉄砲を打つ狭間が設けてあり、3重の堀で囲まれている。北アルプスの山々を背景に、白い漆喰の壁と黒い下見板張が、コントラスト美しく掘の水面に映える。
![青空の松本城](https://jocr.jp/raditopi/wp-content/uploads/2020/08/l-%E6%9D%BE%E6%9C%AC%E5%9F%8E%E9%9D%92%E7%A9%BA-2-1008x1024.jpg)
松本市は、周囲を高い山々に囲まれているため、北アルプスや美ヶ原高原に降った雨雪がしみこんで伏流水となり、市内の至るところで湧き出している。20か所ほどの湧き水の中には、環境省が選定する「平成の名水百選」に認定されたものもある。
![「にぎわう女鳥羽(めとば)の泉」(平成の名水百選)](https://jocr.jp/raditopi/wp-content/uploads/2020/08/%E8%B3%91%E3%82%8F%E3%81%86%E5%A5%B3%E9%B3%A5%E7%BE%BD%E3%81%AE%E6%B3%89-1024x768.jpg)
こうした湧き水と長野県産の酒米を使って、おいしい日本酒が醸されている。 たとえば蔵元の大信州酒造では、香りよくまろやかな酒が杜氏と蔵人によって醸造されていて、その味は関西でも好評を得ている。夏の夕べに、アルプスの山々から磨かれた名水で醸された酒で晩酌するのは、いかがだろうか。
※「信濃の国」1番
「♪信濃の国は十州に 境つらぬる国にして 聳ゆる山はいや高く 流るる川はいや遠し 松本伊那佐久善光寺 四つの平は肥沃の地 海こそなけれ物さわに 万ず足らわぬことぞなき」(信州の国は十の国に境界がつらなっている国で、そびえる山はとても高く、川は遥かに遠くまで流れている。松本伊那佐久善光寺は四つの肥沃な盆地で、海こそないが産物は多く、万事に足りている)
・信州まつもと空港
http://www.matsumoto-airport.co.jp/
・大信州酒造
http://www.daishinsyu.com/