濱田祐太郎のひょうごユニバーサル通信【改めて“ユニバーサル社会”を考える】 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

濱田祐太郎のひょうごユニバーサル通信【改めて“ユニバーサル社会”を考える】

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 4月から月1回放送されているラジオ関西のプログラム【濱田祐太郎のひょうごユニバーサル通信】。5回目の放送が8月24日(月)に『PUSH!』内で行われた。

 このプログラムでは、2018年の『R-1ぐらんぷり』王者で、「ひょうごユニバーサル大使」でもある“盲目の漫談家”濱田祐太郎さんが、「ユニバーサル社会」の重要性ついて発信している。「ユニバーサル社会」とは年齢・性別・障がいの有無や、言語・文化などの違いに関わりなく、すべての人が地域社会の一員として尊重される社会のこと。

 この日のゲストは、たつの市にある特定非営利活動法人『いねいぶる』の代表、宮崎宏興さん。宮崎さんの活動をうかがいながら、改めて「ユニバーサル社会」について考え、そこに一人ひとりがどう関わっていけばいいのかを考えた。

濱田さんと宮崎宏興さん、ツーショット
濱田祐太郎さん(写真右)と宮崎宏興さん

 宮崎さんが代表を務める『いねいぶる』は、障がいを持っている方の就労支援を主な事業にしているが、宮崎さんはそれと並行して「T-SIP」という市民活動も行っている。この「T-SIP」は、障がいのあるなしに関わらず、皆で住みやすい「たつの市」を作っていこうというプロジェクト。

 例えばスーパーマーケットと協力して行っている「ユニバーサル・ショッピング」では、障がいを持っている方がどういう状況で買い物をしているのかを体験したり、スーパーの中で障がいを持っている方をアテンドする体験などを通して、ユニバーサル社会への参加を促している。

 また、子どもが主体となって活動する「こどもキッチン」も展開。ここでは、参加する子どもたちが料理を作り、地域の大人とみんなで食べることを大切にしている。協力企業のフードバンクに寄せられた廃棄されそうな食材を活用するなど、子どもたちの“居場所”にもなり、“学びの場”にもなる活動を行っている。

 さらに「たつの市歌健康体操」を年齢や国籍、障がいのあるなしに関係なく、様々な人たちが実践している動画を現在各地で撮影しているとのこと。その動画はこの秋にYouTubeで公開予定だ。

 宮崎さんの取り組みは誰でも参加しやすく、気軽に楽しめるものが多い。一人ひとりが輝けるユニバーサル社会について宮崎さんは、「楽しむこと、笑えること、正解がないことが重要。違いを理解することの先にある、人と人との出会いにドラマがあり、人とのつながりや、そのストーリーを広めていきたい」と話した。

 濱田さんも最近“つながり”を感じているという。先日開設したTwitterで先輩芸人と絡むことでつながりを感じているという。


『濱田祐太郎のひょうごユニバーサル通信』2020年8月24日放送回

 

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PUSH! | ラジオ関西 | 2020/08/24/月 15:00-16:00

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