意外な組み合わせ⁉ 神戸のカレー店で楽しむ、本格スパイスかき氷 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

意外な組み合わせ⁉ 神戸のカレー店で楽しむ、本格スパイスかき氷

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 神戸のカレー店を集めたフェス「神戸カレーポート」の開催や、会員制交流サイト(SNS)での「#神戸をカレーの街に」というハッシュタグの発案など、神戸カレー文化の火付け役ともいえる「神戸カレー食堂 ラージクマール」(神戸市中央区北長狭通3)が、8月中旬から初のスイーツメニューの提供を始めた。その名も「らじくまsweets」。

「らじくまsweets」

 同店が新たに作成したメニューとして、「らじくまシェイブアイス」(600円)がある。シェイブアイスとはかき氷のことで、カレー店らしくスパイスが使われているのが特徴。店主の片山絢一さんは「スパイスを絡めたスイーツを考えていたとき、お客さんに“かき氷は?”とアイデアをいただいたんです。他店からかき氷機を貸していただき、氷屋を紹介していただいたことで実現にこぎつけました。構想から提供までは3週間くらいでしょうか」と説明。うまさを最大限に引き出すため、自慢のスパイスに加えて冷凍果実やフルーツソース、それに自家製のヨーグルトソースが何層にも重ねられる。メニューは以下の3種類。

「らじくまシェイブアイス」は多層構造。良質な氷をたっぷり削る
「らじくまシェイブアイス」は多層構造。良質な氷をたっぷり削る
フルーツソースなどはすべて手作り。トッピングを含めて店主の手作業だ
フルーツソースなどはすべて手作り。トッピングを含めて店主の手作業だ

(1)あんず×カルダモン

 店主の片山さんのイチオシで、「最初にできたメニューで一番時間をかけた」とのこと。実ごと使われた自家製のあんずソースと、「香りの王様」や「スパイスの女王」とも称されるカルダモンの甘くエキゾチックな香りがマッチする。片山さんは、「カルダモンが果物に合うことはわかっていましたので、何に合わせるかが問題でした。あんずの原産は中国とされているので八角などのスパイスも試しましたが、結局はカルダモンに落ち着きました」とメニュー作成の裏側を明かす。

(2)4種のベリー×ジュニパー

 まるでドリンクかと錯覚するようなすっきりとした味わい。4種類のベリー(ストロベリー・ブルーベリー・ブラックベリー・ラズベリー)と、ジュニパーで香り付けしたベリーソースが使われている。「ベリー×ベリーなので間違いないですね、ヨーグルトとの相性が非常にいいです」(片山さん)。

(3)マンゴー×シナモン

「これはもう王道の組み合わせですよね。他の2つは試行錯誤を繰り返したのですが、何の迷いもなく、すんなりと生まれました(笑)」と片山さんは笑う。一番スイーツらしい濃厚な味わいに仕上がっており、果肉感が多めのマンゴーは食べ応えがある。非常に満足感が高い。なお、シナモンとカルダモンについては同店で提供するカレーに入っているそうだ。


■「神戸カレー食堂 ラージクマール」
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