通常の企画展ではテーマに沿って展示する作品が選ばれ、それに関連する配置で展示される。「芦屋の時間 大コレクション展」はこれまでの「紐づけされた」展示ではなく、作品と1対1で向き合うことができるほか、これまでになかったようなつながり=ストーリーが紡ぎだされている。
大槻晃実学芸員は「発表された当時は見つけられなかった新たな発見が生まれる可能性がある」と話す。
展示室は作品で埋め尽くされ、キャプションを展示するスペースがなくなってしまったという。キャプション・解説文は、配布という形を取り、前期後期で違うものが用意される。書き手も変わるので、違った視点で作品を味わうことができる。後期の配布は10月13日(火)から。子ども向けにワークシートも用意。「かつて子どもだった人」も楽しめる。
「芦屋の時間 大コレクション展」
2020年9月19日(土)~11月8日(日)
10:00~17:00(入館は16:30まで)
※月曜日休館
■芦屋市立美術博物館
兵庫県芦屋市伊勢町12-25
観覧料 一般500円 大高生300円 中学生以下無料
https://ashiya-museum.jp/