中国道「院庄」インターチェンジから岡山県鏡野町を縦断して鳥取県倉吉市に向かう国道179号線周辺で、「第2回OKUTSU芸術祭」が開催中だ。高速道路では味わえない各駅停車でアートが楽しめる路線にしたとの思いから始まった芸術祭。コロナ過のなか、今回は屋外から鑑賞できる企画を増やしたそうだ。
「NORENプロジェクト」では、暖簾を湯縁布(ゆえんふ)と独自に名付け、温泉街や道の駅奥津温泉、国道179号線の店舗・施設20か所に、これらは岡山県北の小学生からアーティストまでが描いた暖簾30枚を展示。散策しながら外からの鑑賞が可能だ。
山の洗濯美術館。道の駅奥津温泉の回廊や芝生広場に、手描きの「手ぬぐいアート」300枚が風にはためいている。
地獄図プロジェクトでは、宝樹寺にある名物の「地獄図」に、新たな地獄図を現代のアーティストが描くプロジェクトだ。アーティストが描く地獄の世界を楽しめる。
アーティスト作品展では、広島市立大学芸術学部の学生6人を滞在制作作家として招聘して7つの会場で作品を展示。また、岡山県北作家9人の作品展および企画展も6つの会場で実施している。
その他、音楽イベントは地元有線テレビで「無観客4時間半ライブ生中継」として10月18日に実施する。
「第2回OKUTSU芸術祭」は、11月23日まで開催される。芸術鑑賞と奥津温泉、国道179号線をのんびり秋のドライブはいかがだろうか。
■かがみの近代美術館
電話 0868-52-0722
http://www.kagamino-museum.com/
■岡山観光WEB
https://www.okayama-kanko.jp/event/15072