サッカー・J1のヴィッセル神戸応援番組『GOGO!ヴィッセル神戸』(ラジオ関西、パーソナリティー:宮川陽香)9月28日の放送では、9月30日(水)に行われる明治安田生命J1リーグ第29節名古屋グランパス戦について、名古屋のコメンテーターに試合の見どころを聞いた。
前回の対戦は2週間前の9月19日(土)に行われたアウェイ戦(J1第17節)。MF山口蛍選手の鮮やかなループシュートで先制するも、2つのPKを与えてしまい逆転負けしたヴィッセル。東海ラジオのサッカーコメンテーターで、中京大学と中京大中京附属高校のサッカー部元監督・城山喜代次さんは、現在4位につける名古屋の好調の要因をゾーンプレスにあると話す。チームとしてどこのゾーンでボールを奪うか、そして奪った位置によって攻撃を決めてくるというところの訓練が、やっとここへきて試合で出てきたと述べるも、まだまだ90分間持続させることがチームとして完成しきれておらず、先日も清水エスパルス戦(J1第19節、3-1で勝利)でも後半10分間(集中が)途切れていたことが名古屋のウィークポイントとも言えると話した。
また名古屋の注目選手としてMFマテウス選手を挙げ、「フリーキックのシュートも一流なら、コーナーキックもくせ者。守備や中盤のつなぎもでき、突破力やシュート力もある。なかなかこんな選手はいない」と話す。
対するヴィッセルの注目選手は、GK前川黛也選手とMFアンドレス・イニエスタ選手だ。城山氏は前川選手について、「父の前川和也さん(元日本代表GK)もよく知っている。顔つきやスポーツ刈りの髪の形もそっくり」と話しながら、「彼の場合191㎝と身長が高いから体が強くシュートブロックもうまいし、ボールもさばける。ヴィッセル神戸でレギュラーをとってしかるべき選手だ」と述べた。
またイニエスタ選手については「特質するべきは各FW陣に合わせて出す使い分けパス」と述べ、FWドウグラス選手やFW古橋亨梧選手、そしてMF郷家友太選手など、周りの選手を活かしていくプレーに舌を巻くと絶賛していた。
前節は三浦淳寛新監督のもと、北海道コンサドーレ札幌に4-0と勝利した、ヴィッセル。2連勝で迎えるホーム3戦目、出場停止だったMFセルジ・サンペール選手、そしてDF西大伍選手が戻ってくることもあり、この勢いのまま3連勝を目指したい。