兵庫県養父市の空き家で9月、男性の遺体が見つかった事件で、兵庫県警は1日、死体遺棄の疑いで逮捕、起訴された元派遣社員の男(28)を殺人容疑で再逮捕した。
男は8月29日午前0時半ごろ、空き家のそばにある駐車場に停めていた普通乗用車の中で職場の同僚だった男性(21)の首などをナイフで多数回突き刺して殺害した疑いが持たれているが「殺意があったのか、何回もナイフで突き刺したのか覚えていない」と容疑の一部を否認しているという。
捜査関係者によると、現場近くで押収されたナイフを凶器として断定したという。男性の両腕には抵抗する際にできる防御創があった。
男は9月2日に養父警察署に自首した際、「同僚を刃物で殺し、空き家に捨てた」と供述しており、兵庫県警は男性との間で何らかのトラブルがあったとみて動機の解明を急ぐ。