明智光秀ゆかりの地として注⽬される兵庫・丹波について、歴史をはじめ多⾯的に取り上げる『ラジオで辿る光秀ゆかりの兵庫丹波』(ラジオ関⻄)。10⽉1⽇放送回では、丹波農林振興事務所の堀川京子さんに、丹波の秋の味覚『丹波栗』についてお話をうかがいました。番組パーソナリティーは、「兵庫・神⼾のヒストリアン」として活躍する⽥辺眞⼈・園⽥学園⼥⼦⼤学名誉教授と、久保直⼦です。
◆丹波栗とは?
丹波の秋の味覚といえば、まず丹波栗です。いつ頃から栽培しているのかお尋ねしてみると……。
「かなり昔からの栽培になるようで、残っている文献によりますと平安時代中期に丹波栗の名称が出てきますので遅くとも、そのころから栽培していたのではないかと思われます」(堀川さん)
丹波市にある石龕寺(せきがんじ)の門前にも足利尊氏と結びついた伝説の栗があります。丹波栗というものには、何か決まりがあるのでしょうか?
「私どもは丹波篠山市、丹波市で生産されて収穫された栗を『丹波栗』と呼んでいます。粒が非常に大きい、色つやが良い、甘みがあるといった三拍子が持ち味の栗といった特徴があります。昨年度は、花のつきが悪く、収穫直前に台風の影響を受けたこともあり、残念ながら果実の落下などもあって、例年よりも少なくなってしまいました。今年は花のつきは良いのですが、少し小ぶりになっているのと、やはり台風がどうなるかというのが気になるところです」(堀川さん)
フルーツなどは雨が降らなければ甘みが増すと言いますが……栗はどうなのでしょうか?
「栗の場合は微妙で雨や高温の影響がどう出るかというのが、なかなか読みにくいようです」(堀川さん)
◆丹波栗のイベント
「丹波栗食べ歩きフェア2020」
http://tambaguri.com/
「丹波栗新商品オーディション2020」
https://web.pref.hyogo.lg.jp/tnk07/sweets2020.html
『ラジオで辿る光秀ゆかりの兵庫丹波』2020年10⽉1⽇放送回音声