敷居を取っ払い幅広い産学連携を 神戸大学出資の「神戸大学イノベーション」が目指すもの | ラジトピ ラジオ関西トピックス

敷居を取っ払い幅広い産学連携を 神戸大学出資の「神戸大学イノベーション」が目指すもの

LINEで送る

この記事の写真を見る(3枚)

 9月3日と4日に神戸国際展示場で行われた『国際フロンティア産業メッセ2020』。その西日本最大級の産業総合展示会と同時開催されたのが、「こうべしんきん ビジネスメッセ 2020」だ。今回、ブース出展者のなかから、株式会社神戸大学イノベーション(本社:神戸市灘区)のディベロップメントオフィサーを務める綾城健児さんに、同社の取り組みなどを聞いた。

株式会社神戸大学イノベーションのブースの様子(写真:ラジオ関西)
株式会社神戸大学イノベーションのブースの様子(写真:ラジオ関西)

 神戸大学が出資して設立し、神戸大学の産学連携の委託を受け動いている、神戸大学イノベーション。大学の研究成果を成果だけで終わらせず、研究者の研究成果をより多く社会に出し、貢献するための手段として株式会社という組織を作ったとのこと。「大学のしがらみのないところで、企業を中心とした連携や、技術の移転、ベンチャーの支援など」幅広い連携を行っているという。

 また神戸大学という様々な分野が存在するからこそ、産学連携の面では「これだけの規模の大学はなかなかないので、いろいろな人材が集まっているなかで、ダイナミックに教育研究をしていて、そこの十分なリソースはある」と、同社の強みを語る。

株式会社神戸大学イノベーションディベロップメントオフィサーの綾城健児さん(左)と三上アナウンサー(右)(写真:ラジオ関西)
株式会社神戸大学イノベーションディベロップメントオフィサーの綾城健児さん(左)と三上アナウンサー(右)(写真:ラジオ関西)

「まずはこれまで神戸大学といえば、民間の企業から『敷居が高い』と言われてきたが、その敷居を取っ払い、課題解決や新規事業のソースに大学を活用してもらえれば」と、今回のブース出展の意図を語った、綾城さん。「同社の取り組みを多くの方に知っていただいて、『なんでもまずは相談してみよう』と言っていただくことが始まり。我々もいろんな企業の方々との話を通じて、何か貢献できるものを提供していきたい」と、意欲を見せていた。

※ラジオ関西『こうべしんきん三上公也の企業訪問』2020年9月29日放送回より


『こうべしんきん三上公也の企業訪問』2020年9月29日放送回 音声

LINEで送る

関連記事