作詞家・松本隆さん50周年イベントが神戸からスタート 画家・寺門孝之さんとのコラボ絵画展「風街ヘブン」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

作詞家・松本隆さん50周年イベントが神戸からスタート 画家・寺門孝之さんとのコラボ絵画展「風街ヘブン」

LINEで送る

この記事の写真を見る(3枚)

「赤いスイートピー」や「木綿のハンカチーフ」など多くのヒットソングを世に届け、現在は神戸を拠点とする作詞家・松本隆さんと、神戸育ちの画家・寺門孝之さん(神戸芸術工科大学教授)とのコラボ絵画展「風街ヘブン」が、10月24日から神戸市立相楽園内の旧小寺家厩舎(重要文化財)で始まる。松本さんが生み出した歌詞から着想した世界を、寺門さんが描き、約30点を展示。自身も「松本さんの詞の世界の大ファン」という寺門さんに話を聞いた。

寺門孝之さん。手に持つ作品のタイトルは…?(写真:水野さちえ)
寺門孝之さん。手に持つ作品のタイトルは……?(写真:水野さちえ)

■いいところにたどり着いた。心から感謝

――開催のきっかけは。

昨年開催したぼくの絵画展を、松本さんが観に来てくれました。初対面だったけれど、ぼくはもう子どものころからの大ファンだし、会ったその日に「一緒に何かやりましょう」という流れが生まれました。あり得ないお導きに心から感謝しています。

相楽園にて松本さんと打ち合わせ(写真提供:美術画廊ギャルリ・ムスタシュ)
相楽園にて松本隆さん(左)と打ち合わせする寺門孝之さん(写真提供:美術画廊ギャルリ・ムスタシュ)

――会場が旧小寺家厩舎とは意外でした。

もともと4月に神戸北野美術館で開催予定だったのが、コロナ禍で一旦ストップ。神戸北野美術館は10月から改修工事が決まっていたので、新たに会場探しを始めたところ「相楽園はどうでしょう」という案が出てきました。旧小寺家厩舎ならば絵が展示できると。「文化財を文化振興に活用していく」という神戸市の方針もあり、使用許可が出ました。

はっぴいえんどの松本さんの「日本語の歌詞でロックをやる」ということと、相楽園の「日本庭園と、洋館やレンガ造りの厩舎が一緒にある」という感じがぴったりだと思いました。ぼくも天使という、目に見えないふわふわしたものを描いていて、馬小屋というとキリストの誕生とか、救世主が現れるという感覚が面白い。再始動まで半年かかりましたが、いいところにたどり着いたと感じます。思いがけず、松本さんの50周年イベントの皮切りにもなりました(笑)。

■意外なセレクションも


■絵画展「風街ヘブン」
会期 2020年10月24日(土)~11月30日(月)
休館日 木曜
時間 9:30~17:00(入館は16:30まで)
会場 神戸市立相楽園 旧小寺家厩舎(神戸市中央区中山手通5丁目3-1)
http://www.sorakuen.com
アクセス 神戸市営地下鉄『県庁前』駅下車北へ徒歩5分、JR・阪神『元町』駅下車北西へ徒歩10分(※会場に駐車場はなし)
入館料 大人1,000円 / 小人(小・中学生)500円(相楽園入場料を含む)
※相楽園入園料を含まない展覧会鑑賞シングルチケットもあり=大人700円 / 小人(小・中学生)350円、

企画・構成・総合プロデュース 美術画廊ギャルリ・ムスタシュ
協力 神戸北野美術館 / 神戸市文化スポーツ局 / 一般社団法人神戸観光局 / 神戸ミュージアムリンク / 浅木隆子 / 月刊神戸っ子 / MOKUBA'S TAVERN(木馬) / 深川和美 / 石田秀一 / 神戸芸術工科大学 寺門孝之研究室 / 間(あわい)のデザイン研究所

■展覧会期中のイベント
「ナイト ミュージアム」
10/30(金)・11/6(金)・11/27(金)※要事前予約
18:00〜20:00に特別開館。寺門孝之氏による作品解説など。旧ハッサム住宅(重要文化財)も観覧可。入場制限の場合あり。
予約・問い合わせ 090-3287-2458(和田) mm.smile.arigato@gmail.com
問い合わせ 美術画廊ギャルリ・ムスタシュ 和田 090-3287-2458
http://www.galerie-moustache.com/

LINEで送る

関連記事