2020年のプロ野球ドラフト会議が26日に東京都内で開かれ、仁川学院高(兵庫県西宮市)出身で近畿大学の佐藤輝明内野手にオリックス、阪神、ソフトバンク、巨人の4球団が競合した。抽選の結果、阪神が交渉権を獲得した。
佐藤は阪神・糸井嘉男やソフトバンク・柳田悠岐をほうふつとさせるスケール感が魅力の内野手。力強いスイングから放たれる打球の飛距離は抜群で、関西学生野球の現行リーグで通算本塁打数の新記録を樹立した。仁川学院高時代は甲子園出場経験はないが、大学でその才能が開花した。
新型コロナウイルスの感染を防ぐため、各球団が個別の部屋で指名する異例の形式で行われたドラフト会議だったが、指名が重複した場合に球団の代表者がくじを引く手法は例年通り。会場には観客を入れなかった。