2020年のプロ野球ドラフト会議が26日に東京都内で開かれ、明石市立明石商業高校(兵庫)の中森俊介投手は千葉ロッテから2巡目指名を受けた。同学年の来田涼斗外野手がオリックスから3巡目指名され、13年ぶりに同一の公立高校から複数人が指名される快挙となった。
中森は最速151キロを誇る本格派右腕。甲子園には春夏あわせて3度出場し5勝、2年時には兵庫県勢83年ぶりとなる春夏4強進出にチームを導いた。8月に阪神甲子園球場で行われた交流試合では桐生第一高校(群馬)を相手に115球を投げ2失点完投勝利を挙げた。
新型コロナウイルスの感染を防ぐため、各球団が個別の部屋で指名する異例の形式で行われたドラフト会議だったが、指名が重複した場合に球団の代表者がくじを引く手法は例年通り。会場には観客を入れなかった。