アメリカの一般家庭では、夏休み中、子どもたちにレモネードを販売させる風習がある。子どもの自立性や社会参加、経済的な視点を養うことを目的として行われているのだそう。
楽しみながらビジネスの基礎を学ぶことができる教育イベントとして、その取り組みは日本でも取り入れられている。その名も「いいね!レモネード」。ビジネス教育事業を手掛けるバリューズフュージョン主催で、このたび関西エリア初開催として神戸・元町商店街で実施された。
子どもたちはお揃いのユニフォームにエプロン姿で、まずは必要な材料の確認、レモネードの作り方などを学ぶ。売上・原価・粗利益の仕組みやPDCAの概要などの説明を受けたあと、「何杯売るか」という目標を設定する。この日の目標は10杯。実際に作るチーム・試飲を配るチームに分かれて、いよいよ販売がスタート。
半分を過ぎたあたりで役割を交代。最初は戸惑っていた子どもたちも、「おいしいレモネードはいかがですか」などと大きな声で呼びかけができるようになり、試飲の列ができる場面も。お客さんの「おいしいね」の声に、子どもたちの表情も明るくなる。
最終的には、目標を上回る14杯のレモネードが売れた。お給料としてクオカードを受け取った子どもたちは、自分たちで作ったレモネードで乾杯! みんな、達成感にあふれたいい笑顔だ。
「いいね!レモネード」の取り組みを続ける代表の竹内慶太さんに聞いた。
――この体験イベントを通して子どもたちに伝えたいことは?
「いいね!レモネード」公式サイト
https://valuesfusion.jp/lemonade