姫路市を中心に28店舗を展開しているぼうしや薬局が発信する「町の薬局のつぶやき」。地域一番薬局を目指すぼうしや薬局が、地域の皆さんに向けて様々なテーマで発信していきます。今回のテーマは「お薬手帳」についてです。
薬局に行くと必ず「お薬手帳はお持ちですか?」と聞かれますよね。読者の方のなかには「毎回聞かれてめんどくさいなぁ」と思っている方もいるかもしれません。実は、お薬手帳は、みなさんの健康を守る大切な手帳なのです。今回はそんなお薬手帳についてお話いたします。
お薬手帳には、皆さんの「これまで飲んできた薬の記録」がぎっしり詰まっています。いつ、どの病院で、どんな薬を、どれだけの量処方されたのかなどの情報が一目でわかるようになっており、薬剤師はお薬をお渡しする際、この情報と今回処方されたお薬を見比べ、「薬の飲み合わせは大丈夫か」「重複がないか」「過去に同じような薬で副作用が出ていないか」など、患者さんが安全に薬を飲めるかどうかをチェックします。今、ほかで飲んでいる薬がなくても、過去に飲んだことがある薬がわかれば、その薬では副作用が出にくいという情報が得られますので、ぜひ持参していただくことをお勧めします。
また、災害時や旅行中などの緊急時に急遽、受診しなけらばならない場合、かかりつけの病院にかかることができないことがあります。その際にも、お薬手帳があれば現在服用中の薬や副作用歴などが一目でわかるので、お薬を覚えていなくても正確にお薬の情報が伝えられるというメリットもあります。
『自分の健康を守る』要素が詰まった、お薬手帳。今後もぜひ活用していきたいものです。