庄野:そうなんですよ! 10年、20年経っても「あのとき、みんなで力を合わせてやったよね」って、いつでも思い出せるので、結果良かったのかなって思っています。
ばんば:今回、全部オリジナルの新曲で行きましたね。
庄野:全曲新曲のオリジナルっていうのは33年ぶりなんですよ。それまではアルバムを出しても必ず「飛んでイスタンブール」を入れるとか。
ばんば:僕も「いちご白書を入れろ」って言われますから、鉄則ですわ。
庄野:鉄則ですよね(笑)。それも一切やめて、今の私のすべてを出せました。
ばんば:アルバムタイトルが、「66(シックスティシックス)」。
庄野:今年誕生日が来たら66歳になるんですよ。ありったけのできることをいっぱいやって作ろうと思って、私と同世代の人に声かけてみたら、たくさんのミュージシャンが曲作りに演奏に、いろいろ協力してくれました。
ばんば:太田裕美(おおた・ひろみ)ちゃん、丸山圭子(まるやま・けいこ)さん、杉真理(すぎ・まさみち)さん、鈴木雄大(すずき・ゆうだい)さん、テミヤンさん、岡崎倫典(おかざき・りんてん)さん、みんな一流の方ばかりですね。
庄野:実は還暦のときにコンサートで同い年が集まったんですよ。あれっきり会ってなかったのですが、杉さん、圭子さん、裕美さんも、同い年で同じ学年で、すごく心の強いつながりみたいなのがあったので、声を掛けてみたら皆さん快く承諾してくれました。レコーディング方式も、音楽が豊かに作られていた「あの時代のレコーディングにしよう!」ってなって、大きなスタジオにミュージシャンみんなが入って録りました。
ばんば:ムーンライダースの白井良明(しらい・りょうめい)さんも一緒にやって、ええ感じの音になってますね。
庄野真代 公式サイト
https://shonomayo.com/