兵庫、病床使用率・2週連続全国ワースト「看護師、決して潤沢ではない」新たに123人感染、3人死亡 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

兵庫、病床使用率・2週連続全国ワースト「看護師、決して潤沢ではない」新たに123人感染、3人死亡  

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 兵庫県は1日、新たに123人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県の患者の総数は5,749人となり、直近1週間の1日あたりの患者数は1日あたり117.3人。また、県内外の70代の女性1人と80代の男性2人の計3人が死亡し、死者は84人となった。

■加西市の事業所で新たに9人感染

 加西市の包装産業資材製造販売業の事業所では新たに20~40代の会社員9人が感染。この事業所では11月25日に初めての陽性者が出て以降、計14人が検査の結果、陽性となっている。いずれも20~30人前後の陽性者が出るクラスター(感染者集団)となっているユピテル三田(三田市)、宝塚リハビリテーション病院(宝塚市)、伊丹市の小規模認知症グループホーム(名称非公表)では、20代~80代の関係者それぞれ1人が感染した。

兵庫県は12月中旬以降をめどに病床を100床程度増やす方針

■兵庫の看護師「決して潤沢ではない」 2週連続全国ワーストの病床使用率

 兵庫県内の病床は1日・午前0時現在で65%が使用されており、11月下旬以降、高止まりが続いている。厚生労働省によると、病床使用率は47都道府県で2週連続で全国ワースト。西下重樹・県対策推進班長は、「他の都道府県では自宅療養や宿泊療養としているところを、兵庫県では原則、安全のため全員を入院の対象とした」と改めて説明した。なお、11月下旬からは医師の判断で直接、宿泊療養施設に入ることができるようになり、病床を12月中旬以降をめどに100床程度増やす。一方、大阪府で看護師の人材確保が難しくなっている現状を受け、兵庫県も「決して潤沢ではない」とした。

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