今秋に神戸国際展示場で行われた『国際フロンティア産業メッセ2020』。その西日本最大級の産業総合展示会と同時開催されたのが、「こうべしんきん ビジネスメッセ 2020」だ。今回、ブース出展社のなかから、セムコ株式会社(本店:兵庫県神戸市西区高塚台)の西村健司さんにコロナ禍の情勢や同社の取り組みを聞いた。
船のメーターなどの液面計を製造、販売しているセムコ。日本で造られる船の半分は同社のフロート式の液面計が採用されているとのこと。また作るだけでなく“流体”に関わる顧客を通じて、「お悩み解決のようなエンジニアリングを目指している」という。
今回、ビジネスメッセへの出展は初めてというセムコ。「実際、展示会に多く出展してるわけではないので、コロナの状況もあるのでどうなるのかと思いましたが、思った以上に人はいますので、いろんな企業や業種の方と交流ができればいいなと思っています。ほとんど船関係の方がいないので、船以外ではこういうニーズがあるんだなと聞き取りができて、貴重な時間になっています」(西村さん)。
一方、コロナ禍での現状について「全く影響がなかったわけではないですが、『ZOOM』で新しい商談をするなど、今までではできなかった対応だったり、今までなかった案件などに挑戦できたりするので、今後の活動方法を見出せるいい機会になっているのかなと思います」と述べ、新たな可能性を探っていた。
※ラジオ関西『こうべしんきん三上公也の企業訪問』2020年12月1日放送回より
『こうべしんきん三上公也の企業訪問』2020年12月1日放送回 音声