《未解決事件》「10年前と気持ち変わらず、忘れないで」父は訴える 神戸市北区・男子高校生殺害事件 懸賞金期限延長

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 神戸市北区の路上で2010年10月、高校2年の堤将太さん(当時 16)が刺殺された事件で、警察庁が重要情報の提供者に最高300万円を支払う(捜査特別報奨金)制度の期間が2021年12月まで1年間延長された。遺族らは7日、現場周辺の神戸市営地下鉄・谷上駅など3か所で情報提供を求めるチラシを配った。 制度の適用は9年目(更新は8回目)となる。

神戸市営地下鉄・谷上駅
今も事件当時を覚えている人は多い

 2010年10月4日午後10時50分ごろ、将太さんが、知人の女子生徒と神戸市北区筑紫が丘の路上で、男に刃物で頭や首など数か所を刺されて殺害された。凶器の小型ナイフは約1週間後、現場近くの側溝で見つかった。

 2012年12月7日、この事件が公的懸賞金制度の対象となってからの情報提供件数は844件(2020年11月末現在)。過去1年にさかのぼると104件と、1年あたりの件数は4年ぶりに100件を超え、事件に対する世間の関心は高い。

■「事件当時の将太と同世代の方々にも知ってもらいたい」

堤将太さん(2010年当時16歳)

 将太さんの父、敏さんや兵庫県警の捜査員らは7日、チラシ約2千枚を配布。敏さんは「10年経ち、年間の情報提供が100件を超えているのは本当にありがたいです。できることなら、その情報をすべて欲しいです。将太は殺人事件に巻き込まれたんです。将太を失った悲しさは当時のまま。決して昔の話ではないのです。あの時は言いにくかったかもしれないが、今だから言えるということもあると思います。事件にあった当時の将太と同じ世代の方々にも、ここで事件があった、そのことを知っていただきたいです」と話した。

「犯人検挙への思い、10年前と変わらない」チラシを手に将太さんの父・敏さん

チラシを手にした住民は…

◇18歳・高校3年の男性「将太さんが自分の友人のお兄さんと知り合いだったそうです。まだ犯人が逮捕されていないのは悔しいです。この(情報提供を求める)チラシやポスターを見るたびに気になります」

◇30代・主婦「ずっと神戸市北区に住んでいます。この事件は覚えています。一帯は住宅街で、夜はほとんど人がいないのに、目撃情報があったという報道を見聞きしてましたので、すぐ解決すると思っていました。もう10年なんですね。早く解決してほしいです」

「今だから言えることがあれば…」父・敏さんは訴える

 情報提供は兵庫県警・神戸北警察署捜査本部 078・594・0110 

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