次期兵庫県知事、後任の理想は… 神戸・姫路で街の声聞く 井戸知事「後継指名せず」明言 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

次期兵庫県知事、後任の理想は… 神戸・姫路で街の声聞く 井戸知事「後継指名せず」明言

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 兵庫県の井戸敏三知事(75)が11日、2021年7月の任期満了をもって20年務めた県知事の退任を表明した。後継をめぐっては、現時点で金澤和夫副知事(64)が有力とされているが、井戸知事は14日の定例会見で「後継指名などはしない」と明言。「これから議論のスタートだ」と述べるにとどめた。

 井戸知事は、「故・貝原俊民前知事からも後継指名は受けていない。阪神・淡路大震災からの復興を一緒にやってきた、ということを重く受け止めて判断した。金沢副知事もそのような判断をなさる可能性は高いのではないか。期待をしていいのではないか」と説明。県議会の最大会派である自民党は、井戸知事の退任表明を受け11日に会合を開き、金澤副知事の支援方針を決定しているが、15日の時点で金沢副知事から正式な発言はなく、自民党が候補者を一本化できるかも注目される。

井戸知事は「後継指名はしない」明言も、金沢副知事に「期待していいのではないか」(14日午後 兵庫県庁)
井戸知事は「後継指名はしない」明言も、金沢副知事に「期待していいのではないか」(14日午後 兵庫県庁)

 井戸知事の突然の退任表明を受け、神戸・三宮や姫路駅前では様々な声が聞かれた。

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【30代男性 神戸・三宮で飲食店経営】本当の復興・再生はいつ?

 大阪府の吉村知事のように営業時間の短縮要請をしないのは、地域差や店舗の大きさで不公平が必ず生じて補償が充分に出来ないからでしょう。要請したところで従う店も半々だとしたら、感染を抑える効果よりも市民の不満が増えるのは目に見えています。同業者ともよく話しますが、こうしたコロナ対応が後手後手となった印象は拭えなく、センチュリーの一件でも不信感を煽る形になったと感じます。20年前の三宮は活気もありましたが、今はどこの飲食店も苦しい思いをしています。後任知事には「本当の意味での復興・再生」を期待したいです。

「センチュリーの一件で不信感 兵庫、本当の復興を」(写真は神戸市街)
「センチュリーの一件で不信感 兵庫、本当の復興を」(写真は神戸市街)

【20代女性 神戸市内・作業療法士】吉村さんみたいな人がいい

 井戸知事のコロナ対応は正直、あまり見えてきません。市民は「コロナ慣れ」をしてしまい全く危機感がないので、私たちのような医療従事者や保健所の人ばかりに負担がかかっており、このままだと医療崩壊すると思います。20年? 結構長かったんですね。それなりにみんなから愛されてたのでしょうが、そろそろ、新しい発想を取り入れて、今までにない風を吹かすにはいいタイミングではないでしょうか。(後任には?)うーん、(大阪府知事の)吉村さんみたいな人かな。行動力がある人がいいです。

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