「今だからこそ聴いて欲しい」人気ピアニスト国府弘子が語る音楽への想い

2020/12/16

――クラシックやJ-POPなど多彩なジャンルの名曲がジャズとして生まれ変わっていますね。そういうアレンジって“降りて”くるんでしょうか？

国立音大でクラシックを弾いていた頃、ピアノという楽器がいろんなジャンルをつないでくれたんです。ロックもジャズも好きでしたし。クラシックの名曲を、今の自分がアレンジするというか、お料理みたいに「ちょっと塩コショウきかせちゃったりして」という感じです。例えば、メンデルスゾーンの『結婚行進曲』をロックンロールにしちゃったり、それから『愛の夢』リストの名曲で、皆さん知ってる曲だと思うんですが、歌詞をつけて英語で歌ってもらったりとか。いろんなチャレンジをしてみました。

◆1月15日、Billboard Live OSAKAでライブ開催！

――来月、うれしいライブのお知らせがあると聞きました！

これはもう、皆さんにもぜひお知らせしたいですね。（2021年）1月15日（金）、新年になります。本当に緊張感も急にはなくならないと思うんですが、感染対策ばっちりのなかで、素晴らしい空間にしたいなと。Billboard Live OSAKAで久しぶりのライブをやります。『ピアノ・パーティ』のレコーディングをした、ベース・ドラムで自慢の、国府弘子スペシャルトリオのメンバーとともに（演奏します）。

それから先ほどリストの『愛の夢』に歌詞をつけて、英語で歌ってもらったっていう話をしたんですが……大阪にもファンがいるのは分かってるんですよ！　露崎春女ちゃんというR＆Bの素晴らしいシンガーがゲスト登場します。確かね、昨年の今頃、彼女は梅田芸術劇場で『フランケンシュタイン』という、大ブレイクしたミュージカルで素敵な役をして、話題の人になったんです。その露崎春女さんと4人で「ピアノ・パーティ」をやりに来ます。

――ライブに向けてのお気持ちを教えてください。

逆にこういうとんでもない（新型）コロナ（ウイルス感染拡大）という災害に皆で立ち向かってる今だからこそ、「ピアノ・パーティ」を聴いていただきたいというか……。今でこそ、満を持して聴いてほしいなと思います。

◆国府弘子さんが、音楽に懸ける想い

――国府さんの座右の銘を教えていただけますか？

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