「今だからこそ聴いて欲しい」人気ピアニスト国府弘子が語る音楽への想い

2020/12/16

ちょっときれいなほうと（ざっくばらんなものと）、2つあるんです。1つは、「人を幸せにすること＝自分を幸せにすること」ですよ、という気持ちでピアノを弾いています。人と自分が一緒に幸せになれるっていうね。だけどね、実はもう1つ、こっちかなと思うのが……「豚もおだてりゃ木に登る」。こんなすごいことわざを、誰がいつ作ったんだろうって思いますね。

特にバンドでジャズとかを演奏していたり、お客様の拍手があると、家で練習してた時には絶対できなかったことを、「えっ!?」っていうくらい、びっくりするようなアドリブをできちゃうことがあるんです。それが、たぶん、「木に登ってる」んだと思うんですね（笑）。皆さんも何か、ご自分のお得意なジャンルで、人生の毎日の中で、もう「木に登っちゃおうよ！」っていうこと、それを提唱したいなと思います。豚でもなんでも、みんな、人間も木に登りましょうよ！

――最後に、国府さんの奏でる音楽を楽しみにしているリスナーに向けて一言お願いします。

「とにかく音楽どころではない」という方もいると思いますが、「音楽で救われている」という人の声もいっぱい聞きます。ピアノがたくさん売れたりとかしているという話も聞きます。どうか、国府弘子のCD『ピアノ・パーティ』でね、おうちにいても、もちろん幸せなパーティはいっぱいしてほしいですし、ひとりでもしていただきたいと思います。そして1月15日には大阪に来ますので、お待ちしています！