おうちでできる生ごみ処理エコ活動 ~家庭でも可能なバッグタイプの開発エピソード~ | ラジトピ ラジオ関西トピックス

おうちでできる生ごみ処理エコ活動 ~家庭でも可能なバッグタイプの開発エピソード~

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 父親に食べてもらいたい「無農薬野菜」が手に入らないのだ。福岡市内を2時間以上走り回ってやっと手に入れた(無農薬)野菜が「(鮮度が)古くて(価格が)高い」もの。現在であれば「オーガニック専門店」などが少ないながらもあちこちにみられるが、当時は入手に苦労したことは想像に難くない。

 それでも最愛の父親のために無農薬野菜を中心とした食事を家庭で提供できてよかったのではないかと語った。やはり毎日の食事の大切さを痛感し、自分の娘のためにも「安全安心な野菜を食べさせたい(そのためにも)環境を変えていかなければならない」と決意をしたきっかけになったと話す。

ローカルフードサイクリング株式会社の平由似子代表と、同社が買発した生ごみを堆肥にする「LFCコンポスト」の専用バッグ
ローカルフードサイクリング株式会社の平由似子代表と、同社が買発した生ごみを堆肥にする「LFCコンポスト」の専用バッグ

 番組中に田中大貴が北海道日本ハムファイターズの斎藤佑樹投手が右肘靱帯断裂をしたエピソードを紹介。斎藤投手がいろいろな医師に相談したところ「運動選手の身体的故障の回復には食事療法は非常に大事」との情報があり、高校・大学生の同様の故障をした選手はすでに取り組んでいるそうだが、プロ野球選手では初めてであるという。「(アスリートは)少しでも身体にいいものをと、日々探している。(LFCコンポスト)のことを早速教えてあげたい」と語った。

 人間の細胞は28日で入れ替わる(ターンオーバー)そうで、毎日の食べ物がいかに大切であるかがわかる。

 田中さんとともにパーソナリティーを務める林歳彦さんは、平さんと福岡で実際にコンポストが使われている様子を視察。街なかのホテルでは、このコンポストを利用した堆肥を使って屋上で野菜を栽培し、収穫された野菜を顧客に提供しているという。

 平さんは「『コンポスト』といええばハードルが高いが、同社は初めての人でも取り組めるようにLINEで毎日サポートを行っている。このスキームは土地がなくても毎日生ごみ資源が多く発生する全世界の都会で通用する。将来的には都会や家庭でどんどん堆肥を作り、自分が野菜などの栽培ができなくても近所で使ってもらう。マルシェなどに持っていき野菜と交換してもらうなどの仕組みができれば良いなと思っている」と同社の「LFCコンポスト」への思いをつづった。

 番組内では、平さんのリクエスト曲にも応えた。1939年のミュージカル映画の劇中歌、ジュディ・ガーランドの「Somewhere over the rainbow」をアナログレコード音源でオンエアした。虹の彼方のどこかにあるであろう理想の国を夢見ながら「福岡のオズの魔法使い」平さんは穏やかに語っていた。

(文:黒川良彦)


◆LFCコンポスト
https://lfc-compost.jp/

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