兵庫県に緊急事態宣言が再発令され、阪神・淡路大震災から26年を迎える1月17日の追悼行事などが中止される。
神戸メリケンパークオリエンタルホテル(神戸市中央区)は震災26年となる1月17日、敷地内の灯台の一般公開を中止とした。灯台はかつて神戸・旧居留地にあったオリエンタルホテルで、1964(昭和39)年にホテルの敷地内として日本で初めて設置された。しかし阪神・淡路大震災でホテルが全壊したため移設され、2005年、震災から10年の節目に復興のシンボルとして初めて一般公開し、その後2011年からは毎年1月17日に公開、毎年約100人が訪れ、神戸港と神戸の街へ鎮魂の祈りを捧げている。担当者は「被災した神戸港を照らし続けた希望の光だが、皆様の安全と健康のための苦渋の決断だった」と話した。
(※通常は11月1日「灯台の日」にも一般公開しているが、2020年はコロナ感染拡大防止の観点から中止した)
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また兵庫県は17日の追悼行事「1.17ひょうごメモリアルウォーク」を中止する。主催する「ひょうご安全の日推進県民会議」は、メモリアルウォークのゴール地点となるはずだったHAT神戸(神戸市中央区脇浜海岸通)で「1.17のつどい」を予定通り開催する一方、交流ステージや防災訓練は取りやめる。