ラジオ番組『ラピスモーニング』(ラジオ関西)で、神戸大倉山・楠寺瑠璃光苑の住職、「ラピス和尚」さんの楽しい仏教うんちくを届けています。日頃なにげなく使っている言葉が、思いもよらない“ふか~い”意味を持っている。そんな感動をラジトピで連載していきます。1月24日放送回の辻説法は「白雲自在」(はくうんじざい)です。
積極的に外出できない昨今。窓から外を眺めますと、白い雲がぷかぷか。雲は自由でいいな~と思っておりますと、「白雲自在」という言葉を発見しました。
いつも「きっとこんな意味であろう」と和尚に伺うと、思ったよりもっと深い意味があって「なるほど!」と、うなってしまう辻説法。今回、「白雲自在」について伺いました。
「『雲のように自由に生きる』という意味ですか?」とお聞きしますと……、
「そのとおりですよ!」と和尚。
<白い雲はぷっかぷかと浮いています。風がふけば風に流され、山があれば山に寄り添う。ふんわりした雲と、どっかりと不動の山。あなたの生き方はどちらでしょう……。どちらも正しい>
というのが、今回のお話でした。
こだわりを捨て流されるまま生きるも人生。意志をつらぬき微動だにしないのも人生。
あなたはどう生きますか? まだまだ修行は続きます。
※みなさまの知りたい禅語もぜひお寄せください!
ラジオ関西『ラピスモーニング』(lps@jocr.jp)まで。
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