映画公開から94年の聖地巡り 昭和初期の神戸と今をみる | ラジトピ ラジオ関西トピックス

映画公開から94年の聖地巡り 昭和初期の神戸と今をみる

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 兼松商店北側から建物を望む。写真左には、東遊園地が広がります。現在、この道は神戸ルミナリエのメインストリートでもおなじみですが、東遊園地は「内外人公園地」の名称で神戸港開港の1875年に開園。1899年までは外国人のみ入場が許可され、野球、ラグビー、サッカー、ボウリングなどのスポーツが日本に上陸しました。

 映画「黄金の弾丸」より、1シーン。

 映画「黄金の弾丸」より、逃げる「愛の賊」を追う刑事たち。角の丸いポストに「中山手通」の文字がみられます。1911年に完成した元三田藩士で兵庫県会議員を務めた小寺泰次郎の私邸の北側で撮影されているもの。当時は、後に第11代神戸市長となる長男、小寺謙吉や家族をはじめ、多くの家内使用人が暮らしていたそうです。2万平方メートルの敷地には屋敷をはじめ洋館、重要文化財となった厩舎、日本庭園が広がっています。

 1941年に神戸市が譲り受けた建物は、現在は「相楽園」として一般公開されています。

 映画のなかで映し出されていたポストは、現在、形を変えて北側の道に移動しています。


◆神戸映画資料館 公式サイト
https://kobe-eiga.net/

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