映画公開から94年の聖地巡り 昭和初期の神戸と今をみる | ラジトピ ラジオ関西トピックス

映画公開から94年の聖地巡り 昭和初期の神戸と今をみる

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映画「黄金の弾丸」より
映画「黄金の弾丸」より

 映画「黄金の弾丸」より。何度もカーチェイスのシーンを見るうち印象的な窓を発見。

 旧居留地108番の近藤商店跡地。白い壁についていた窓枠をそのまま残して、記念碑が残されています。画家、小松益喜の回想記事によると「白い壁におもしろい窓がついていた」。近藤商店ではウィスキーの輸入を行っており、白い壁の建物の北側にはコンクリートタタキ塗の黒い壁面の事務所があったと回想しています。

 神戸大空襲の被害も受けず、終戦後しばらくはそのまま建物が存在していました。この記念碑は居留地の東端、東町の一本西にある伊藤町に置かれたもの。伊藤町は初代兵庫県知事伊藤博文にあやかって名付けられました。

 このたび、よみがえった神戸の貴重な風景が登場する映画「黄金の弾丸」は、活動弁士の大森くみこさんと、サイレント映画ピアニスト・天宮遥のピアノでお送りする「活弁版」、楽器伴奏がつく「合奏版」の2種類で配信。料金は1000円で、30日間視聴できます。詳細は神戸映画資料館の公式サイトに掲載されています。

(文:天宮遥)


◆神戸映画資料館 公式サイト
https://kobe-eiga.net/

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