また赤穂市で贈収賄 兵庫県警、担当課長ら逮捕 配水池工事で賄賂持ちかけ現金210万円授受 汚職、19年で5人 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

また赤穂市で贈収賄 兵庫県警、担当課長ら逮捕 配水池工事で賄賂持ちかけ現金210万円授受 汚職、19年で5人

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 赤穂市の配水池整備工事で便宜を図る見返りに現金210万円を受け取ったとして、兵庫県警は25日までに、収賄容疑で赤穂市水道課・浄水施設担当課長兼浄水係長の男(58)を、また贈賄容疑で岐阜県に本社を置く建設設備製造会社・大阪支店(大阪市淀川区)などに所属する社員の男3人を逮捕、送検した。

兵庫県警

 赤穂市係長の逮捕容疑は、2020年6月に市が条件付き一般競争入札を実施した、北野中浄水場(赤穂市北野中)で一時的に貯水する「配水池」の整備工事で、この会社のタンクを納入しやすくするよう仕様書を書き換えるなど便宜を図る見返りと知りながら、2020年3月下旬、この会社の営業担当の男(48)から謝礼として手渡しで現金210万円を受け取った疑い。入札には3社が参加、赤穂市内の業者が約2億5000万円で落札。ステンレス製タンクの納入と設置をこの会社が約8000万円で請け負ったという。

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■赤穂市では2002年以降、職員5人が汚職で逮捕

 赤穂市では2019年にも、市発注の橋梁修繕工事と下水道工事で贈収賄事件が発覚、職員2人が加重収賄などの疑いで逮捕、起訴され、いずれも有罪が確定した。さらに2002年、2007年にも職員が収賄や入札妨害容疑で逮捕されており、新たな入札制度の導入や、不正を起こさないための新たな組織づくり等について検討、再発防止策を打ち出していた。

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