阪急電鉄が建て替えを進めている神戸三宮駅に直結する駅ビル(神戸市中央区加納町4丁目)が2021年4月26日に開業することがわかった。名称は「神戸三宮阪急ビル(旧 神戸阪急ビル東館)」。
神戸三宮阪急ビルは、1995年1月の阪神・淡路大震災により被災した神戸阪急ビル東館の建て替えとして建設されている。被災後の1995年12月に神戸阪急ビル東館として再開したが、2016年に本格的な建て替えのため取り壊しになった。
新しいビルは、延べ床面積は約3万4000平方メートル。高層部にホテル、中層部にオフィス、低層部に飲食店を中心とした商業施設、地下に系列の食品スーパーマーケット「阪急オアシス」が入る。オープンに合わせ、神戸市が進める三宮駅北側「サンキタ通り」の歩行者用道路の整備が3月にも完成する見込み。
「神戸三宮阪急ビル」は、戦前から神戸っ子に親しまれたアーチ状の窓や筒形のコーナー部分のデザインを踏襲。阪急阪神ホールディングスグループは「三宮にふさわしいランドマークにしていきたい」と意気込みを見せる。