演劇的手法を用いた市職員採用試験、考案者・平田オリザが伝えたかった思いとは | ラジトピ ラジオ関西トピックス

演劇的手法を用いた市職員採用試験、考案者・平田オリザが伝えたかった思いとは

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 兵庫・但馬の魅力を発信するラジオ番組『平田オリザの舞台は但馬』(ラジオ関西)に、豊岡市役所大交流課の島津太一さん、井上寧寧さんが出演。豊岡の魅力やユニークな職員採用試験まで存分に語った。

豊岡市役所大交流課の井上寧寧さん(左)と島津太一さん(右)
豊岡市役所大交流課の井上寧寧さん(左)と島津太一さん(右)

 島津さんの前職は日本航空。20年4月に豊岡市役所大交流課に入庁、主にインバウンド誘致業務に携わっている。

 航空会社勤務経験を経た島津さんから見た豊岡市について「京都ほど爆発的に観光客がいるわけではないので、落ち着いて観光できる。航空会社の視点でみると、但馬(空港)はお客様一人ひとりにきめ細やかな対応をしており、『また来たい』と思わせるおもてなしが魅力」とコメント。

 番組パーソナリティーで劇作家・演出家の平田オリザさんも「悲願の東京直行便、但馬空港のジェット化が実現すれば、チャーター便やLCCも利用できるなど、いろんなビジョンが描けますね」と、さらなる発展を願った。

豊岡市役所大交流課の島津太一さん
豊岡市役所大交流課の島津太一さん

 一方、井上さんは豊岡市出身で、大学を卒業した2020年4月に入庁。大学進学で4年ぶりに戻ってきた豊岡は「まちの雰囲気が変わっている。若い女性が行きたくなるお店も増え、(今春からは)大学ができるんだという実感もある」と、変わりつつある地元に期待を寄せていた。

 その井上さんは、演劇的手法を用いたユニークな市職員採用試験も経験している。

「私のときは『カニの乱獲により漁獲量が減っている。海外の自然保護団体からもカニの保護を求められている。観光でカニをメインとしている豊岡はどうやってこれから生きていくか、というディスカッションドラマを作りなさい』というものでした(笑)。でも発言が多い人が受かるわけではない試験でした」(井上さん)

豊岡市役所大交流課の井上寧寧さん
豊岡市役所大交流課の井上寧寧さん

※『ラジコ』では放送後1週間はタイムフリーでの聴取が可能。番組では、平田オリザさんが、ともにパーソナリティーを務める田名部真理さんと、これまでの自身の話しや演劇界への思い、移住拠点となっている兵庫・豊岡、但馬地域について、トークを進めていく。

『平田オリザの舞台は但馬』
放送日時:毎週木曜日 13:00~13:25
放送局:ラジオ関西(AM 558khz / FM 91.1mhz)
パーソナリティー:平田オリザ、田名部真理

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平田オリザの舞台は但馬 | ラジオ関西 | 2021/02/04/木 13:00-13:25

放送後1週間聴取可能、エリア内無料 radikoプレミアム会員はエリア外聴取可

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