サッカー・J1、ヴィッセル神戸のDF山川哲史選手が、ラジオ番組のオンラインインタビューに応じた。その模様が2月8日の『GOGO!ヴィッセル神戸』(ラジオ関西)で放送され、クリムゾンレッドの23番は、クラブのアカデミーから筑波大学に進学した意義や、プロ1年目の経験で得たもの、そして、新シーズンにかける意気込みを熱く語った。
ヴィッセル神戸の育成組織(U-15、U-18)で少年時代を過ごし、筑波大を経て、トップチームに加入した、山川選手。「僕はヴィッセル神戸に育ててもらった選手。その分、プロになった今、結果で恩返ししたい」と、クラブへの愛着は強いものがある。
ただし、三笘薫選手(現:川崎フロンターレ)らと過ごした筑波大での4年間も、長身DFを大きく成長する貴重な経験だったと話す。「僕は大学に行ってよかったと思っている。ヴィッセルU-18と筑波大で、それぞれ別のコンセプトのチームでできた。プロになって、監督が変わったりということもありましたが、そういったところにも順応できる頭の整理(の仕方)や、マインドの持ち方などは、大学で学ぶことができた」。
ルーキーイヤーの昨年、コロナ禍での異例のシーズンとなったが、前半戦ではベンチにも入ることができず、なかなか試合に絡めないもどかしい日々が続いた。プロデビュー戦は、初先発にもなった10月14日のJ1第22節大分トリニータ戦。出場3試合目となったJ1第32節ガンバ大阪戦では、本職のセンターバックではなく、右サイドバックに抜擢される。
「これまで右サイドバックでプレーしたことが一度もなかったので、それをプロの舞台でいきなりやることに不安はあった。でも、与えられたポジションで100パーセントの力を出すのがプロの仕事。そこは試合に入る前には気持ちの整理ができ、万全の状態で臨めた」
その際のパフォーマンスが認められ、カタール集中開催となったACL(AFCチャンピオンズリーグ)では6試合中5試合で先発。強靭な体躯と粘り強いディフェンスで奮闘し、ヴィッセルのベスト4入りに大きく貢献。準々決勝のPK戦では6人目のキッカーを務めるなど、その度胸のよさも披露した。
「試合に入ると、自分の中ではメンタル的には落ち着いていた。アジアの選手(海外クラブの選手)特有の身体の強さやスピードのところなど、試合を重ねていくごとに感じられたが、やっていてすごく楽しかった。そして、なにより、(アジアナンバー1を目指して)チームがひとつにまとまっていくことを肌で感じられて、すごいいい経験になった」
プロ1年目は、チームメイトで先輩の西大伍選手(現:浦和レッズ)から受けた影響が大きかったという。「トレーニングも個別に一緒にさせていただいて、そこでいろんな話をする機会も多かったが、普段のサッカーの考え方や、人間としての部分(あり方)など、すごく影響を受けた」。右サイドバックでのプレーについても西選手のアドバイスが貴重だったよう。さらに「大伍さんは前(のポジション)でプレーしたかったらしく、『あとは、後ろは任せた』という感じで言われた」と、当時のエピソードもあかした。
今夜の #GOGOヴィッセル神戸 は
— GOGO!ヴィッセル神戸 (@gogo_vissel558) February 8, 2021
DF山川哲史選手のインタビューをオンエア?
♦️ACLやサイドでのプレーについて
♦️今シーズンへの想い
などなど伺っています?
「山川選手に期待すること」など
皆さんからの応援メッセージも待ってます⚽️
?https://t.co/khfaENmlQK#ラジ関#visselkobe pic.twitter.com/c5OaehWz83