神戸の中華街・南京町(神戸市中央区)の最大イベント『南京町春節祭』が、1987年のスタート以来、初のオンライン開催で2月14日までイベントなどの様子が無料配信されている。
『南京町春節祭』は中国の旧正月を祝う年中行事「春節」がモチーフとなり今年で33回目。新型コロナウイルス感染拡大防止のため集客イベントは見送られたが、観光客が激減している今こそ「祭りの歴史を止められない」と、オンライン配信で開催されることに。
コロナの影響で2020年1月以降、次第に客足が遠のき、4月に緊急事態宣言が発令されてからは南京町の約200店舗のうち9割近くが休業。営業を再開した店舗は、比較的「小さな波」だった2020年夏の休日でも半数程度にとどまり、商店街全体としての完全再開には至っていない。
■「来年こそは“リアル”春節祭を皆さんに、神戸の元気を発信!」
南京町商店街振興組合理事長・曹英生さんはラジオ関西の取材に対し「年明けまでは通常通りの春節祭を予定していました。コロナの影響でもう1年以上、私たちの商売が苦しい中、春節祭で明るい年明けを、と期待していたんです。そこにきて再度の緊急事態宣言発令、本当にショックでした」と話す。