事件発生時から寄せられた情報は180件あまり。「進んでいる時間軸のなかで、未解決事件の捜査の見直しを進めてほしいという気持ちは変わりません。妻は最期にどんな言葉を発したのか、妻は犯人の姿を見ているかも知れない…当時、目撃情報があったという話を聞いたことがありました。もちろん兵庫県警の捜査は継続されていますが、私自身もその信憑(しんぴょう)性をもっと確かめるべきだったという後悔はあります。それは遺族として、せめてもの思いです」和子さんの無念を晴らしたい気持ちは年々強まる。いまだに検挙されない犯人に対して「逃げ隠れする人生、それでいいのか」と怒りが募る。そして「当時のことを知っている、今だから言えることがある、どんな情報でもいいのでお寄せください」と話した。
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