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「WEリーグ」初代チェア・岡島喜久子さん 目指すは『社会的活動をするリーグ』

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 今秋から始動する日本女子プロサッカーリーグ「WEリーグ」。その初代チェアとして陣頭指揮をとる岡島喜久子さんが、先日、INACレオネッサの応援ラジオ番組『カンピオーネ!レオネッサ!!』(ラジオ関西)に電撃生出演。「WEリーグ」設立意義と今後について語った。

WEリーグ初代チェアの岡島喜久子さん(中央)と、ラジオ関西『カンピオーネ!レオネッサ!!』パーソナリティーの近藤岳登(左)と赤﨑夏実(右)(写真:ラジオ関西)
WEリーグ初代チェアの岡島喜久子さん(中央)と、ラジオ関西『カンピオーネ!レオネッサ!!』パーソナリティーの近藤岳登(左)と赤﨑夏実(右)(写真:ラジオ関西)※撮影時にマスクを外していただきました

 番組で「今後、WEリーグではどういうところに一番力を入れていきたいか?」と尋ねられた岡島チェアは、次のように熱く思いを述べる。

「WEリーグの設立意義として『女性活躍』『ジェンダー平等』を唱えている。それは、選手のセカンドキャリアにもつながること。他の女子スポーツとの連動や、ピンクリボンのような活動もしていきたい。たとえば、WEリーグでシングルマザーを応援する習慣を作る。そのなかでは、試合を観に『来てもらう』だけでなく、スタジアム内でクラブがお金を払って働いてもらう。そこに託児所を作って子どもを遊ばせる。仕事が終わったら同じ立場の人たちのコミュニティを作る。選手のユニフォームにサインしてオークションに出したり、リーグのホームページで寄付を募り、シングルマザーを応援する団体に寄付する。そういったような『社会的活動をするリーグ』を目指したい」

 岡島チェアが話す様々なアイデアに、番組パーソナリティーの近藤岳登と赤﨑夏実も「WEリーグだからこそできること!」と賛同。「WEリーグが女性の方の心の支えの場になったら、これは本当にすごいこと」と近藤は期待する。

 岡島チェアは「サッカーだけでなく、選手が主に地域コミュニティーと話し合い、自主的に進めて行ってもらいたい。それが選手のセカンドキャリアにつながっていく」と、プロ化を通じたリーグならびに選手のさらなる発展を望んだ。

WEリーグ初代チェアの岡島喜久子さん(右)と、INAC神戸レオネッサの安本卓史社長(左)(写真:ラジオ関西)
WEリーグ初代チェアの岡島喜久子さん(右)と、INAC神戸レオネッサの安本卓史社長(左)(写真:ラジオ関西)

◆「WEリーグを少女の夢にしたい」

 岡島チェアは、リスナーから番組に寄せられた「WEリーグは関東のチームが多いと感じるが、地域のバランスは考えることができなかったのか?」との質問にも対応。

「地域バランスは考えたが、最終的にチームの魅力(が決め手)になった。今後は北海道、九州、四国にもチームができてほしい。そのためには、その地域でアウェイ同士(リーグ主幹)の試合をしたい」と、構想を披露。また、「子どもたちに、『ボールボーイ』『ボールガール』としていっぱい来てもらって、一人ひとりの名前を呼んであげたい。そうすれば、選手もうれしいし、お父さんお母さんも見に来てくれるかもしれない」と述べ、未来のサッカーファンやプレーヤーへのフォローを大切にしたいと話していた。


【一般社団法人日本女子プロサッカーリーグ(WEリーグ)公式HP】

※ラジオ関西『カンピオーネ!レオネッサ!!』2021年2月22日放送回より

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