井戸・兵庫県知事 コロナリバウンド対策「全県一体か、エリアを絞るか」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

井戸・兵庫県知事 コロナリバウンド対策「全県一体か、エリアを絞るか」

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 兵庫県では、2月25日から3月3日の1週間で、1日平均約30人が新型コロナウイルスに感染している。1月9日の324人をピークに、新規感染者数は右肩下がりとなっているが、兵庫県の井戸敏三知事は3日の定例会見で「足踏み状態が続いている」と述べ、表情を緩めなかった。そのうえで、「年度末には送別会が増えたり、その後は入学式や歓迎会が予想されたりする」と引き続き感染予防策を徹底するよう呼びかけた。県は、4日に対策協議会・対策本部会議を開き、関西3府県の本来の緊急事態宣言解除日だった7日以降の対応を協議する。

井戸・兵庫県知事「感染者数、足踏みが続く」(3日午後 兵庫県庁)
井戸・兵庫県知事「感染者数、足踏みが続く」(3日午後 兵庫県庁)

 井戸知事は、その対応について、「短縮要請の時間をどうするのか。対象を神戸市のみにするのか、芦屋市や、西宮市、尼崎市といった阪神間に広げるのか、決め切れていない。全県で一体に行うか、エリアを絞って重点化するか、よく相談したい」とした。首都圏の1都3県が、政府に緊急事態宣言を延長するように要請する方向であることについては、「東京の動向が全国的に大きな影響を及ぼす」と述べ、首都圏が慎重な姿勢を見せていることに一定の評価をした。そして県民には「首都圏との往来の自粛呼びかける」とした。

井戸・兵庫県知事は首都圏1都3県の視聴姿勢を評価

 神戸市が変異株の検査を実施していることについては、「評価すべきだが、数が多いから流行している、非常に厳しい状況だ、という評価はできない」とし、「変異株は感染力が強いと言われているが、重篤化があまりないともいわれている。対策は通常のコロナウイルスと同様であるから、普通のコロナと変わらずしっかり対応することが一番の対策だ」と強調した。

 西村康稔経済再生担当相は2日の記者会見で、「特に神戸で変異株の割合が高いと報告を受けており、モニタリングを強化していく」と述べており、井戸知事は「週内にも、三宮など、繁華街を中心に追跡調査をやることになる」との見通しを示した。

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