兵庫県の成り立ちや、五国の魅力や多様性を発信する拠点となる「兵庫県立兵庫津(ひょうごのつ)ミュージアム(仮称)」の名誉館長に、園田学園女子大学名誉教授の田辺眞人氏が就任することがわかった。兵庫県が3月8日発表した。
「兵庫津ミュージアム」は、復元施設「初代県庁館(仮称)」と展示施設「ひょうごはじまり館(仮称)」からなり、今年秋に初代県庁館が開館する予定。田辺氏はこれに合わせて名誉館長に就任する。田辺氏は、兵庫県の歴史に造詣が深く、ラジオ関西でも「兵庫・神戸のヒストリアン」として活躍中。
今年秋に開館予定の初代県庁館は、県庁に当たる勤番所の他、地付同心屋敷、月番同心屋敷などからなる。現存する絵図などに基づき時代考証を行い、当時の様子を体感できる施設として復元した。
歴史ミュージアム機能を持った「ひょうごはじまり館」は、3月30日に起工式・安全祈願祭が行われる。開館は来年・2022(令和4)年下期の予定。