鉄アナ・羽川英樹の連載「行ってきました!」。今回は、昨年話題になった近畿日本鉄道(近鉄)の「特急ひのとり」で、三重県の県庁所在地「津」に羽川アナが向かいました。ひのとりの乗り心地、津の市街地の様子はどんな感じでしょうか。それでは、まいりましょう、出発進行!
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この3月でデビュー1周年となる近鉄の豪華名阪特急「ひのとり」。遅ればせながら初乗車してきました。大阪難波を毎時00分発(※1)、2時間5分かけて名古屋に向かいます。これまでの近鉄にはなかった鮮烈なレッドカラー。どうせ乗るならとプレミアムシート(700円プラス)を奮発しました。デビュー当初は大人気でまったく席がとれなかったのですが、今はコロナ禍でもあり予約が取りやすくなっています。
(※1)平日は午前7時~午後9時、土休日は午前6時~午後9時に大阪難波を発車。土休日は午後4時20分、午後5時20分、午後6時20分発もあり。
プレミアムカーは1両に3×7列の21席だけというゆとり空間で、シートピッチはなんと130cm。これは国内鉄道最大級で新幹線のグリーン車よりもかなり広いんです。本革のバックシェルシートは、リクライニング使用時に後ろの乗客への気遣いも不要。電動フットレストやシートヒータも完備され 座り心地も抜群。大阪難波から1時間23分で三重の県庁所在地・津に到着です。
県内の人口では四日市に及ばぬものの、県都としての風格を持つ津市。藤堂家の城下町して栄えてきました。この時期は藤堂家の別荘だった「津偕楽公園」一帯の桜1000本が見事に咲き誇ります。また自然の丘陵をうまく生かし、お堀端や庭園が美しい「津城址公園」の散策もおすすめ。
地元グルメでは、おとなりの松阪が牛肉で有名ですが、精をつけるなら津も負けていません。鰻の消費量で常に全国のトップクラスに入るほどで、市内にお店が20数軒あってどこも行列が絶えません。関西風に焼き上げた鰻をリ-ズナブルな料金で提供して、「津ぅのうなぎ」として親しまれています。津は海に面しており、大きな川が数多くあって早くから養殖が盛んだったことに由来するようです。
もうひとつの名物スタミナ食は「津ぎょうざ」。学校給食発祥のご当地グルメで、なんと直径が15cmもあり、油で揚げてあるダイナミックな餃子です。
◇近鉄特急ひのとり
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