ラジオ関西の三上公也アナウンサーが、兵庫・神戸で活躍する企業やお店を訪ねる『こうべしんきん三上公也の企業訪問』(ラジオ関西)。3月23日の放送回では、吉田ピーナツ食品株式会社(本社:神戸市長田区神楽町)を訪問し、代表取締役会長の吉田泰弘さんに、同社の取り組みを聞いた。
『YOSHI-P』の愛称で、落花生、そら豆、大豆などの豆菓子を製造・販売する吉田ピーナツ食品。国産のピーナツを加工して販売しようと、1914(大正3)年に創業。その後、1938(昭和13)年に神戸市長田区に拠点を移し、今に至るという。
様々な種類の豆を取り扱っている同社。一つの豆からいろいろな商品が作れるため、その種類は多岐にわたるとのこと。落花生ひとつでも、小粒や大粒で扱いが違い、大粒ではバターピーナツや薄皮付き落花生など、そのままの形で販売されているのに対し、小粒では粉末やペースト状に加工された加工豆として扱われている。
豆菓子のほとんどは原料に近い状態で商品となるため、同社は一つひとつの原料にこだわっている。吉田会長は「原料にこだわり、製法にこだわって、最終的に消費者に食べていただいて、いつ食べても『おいしいな』というものを目指しています」と語る。
健康食品の1つといわれる『ロカボ商品』にも取り組んでいる同社。おいしさや栄養があるだけではなく、健康やダイエットといった方面にも着目。「見えないものに対する評価が大きく高まってきまして、糖質の低い商品など、同じ商品であっても油を使わないとか、塩や添加物を使わないといった商品が非常に支持されているという時代になりました」(吉田会長)。
ピーナツといえば『おつまみ』という意識もあるなか、徐々に健康食品、美容食品として見直されているとのこと。「従来はお酒のおつまみだったらおじさんの需要だったんですが、美容、健康やダイエットとなりますと、若い女性にも支持をしていただき、需要層が非常に増えてきていまして、需要拡大につながっております」と、ロカボ商品は好評とのこと。
今後について吉田会長は「業績的には大きなマイナスにはならず、コロナ禍について大きな不安は抱えておりませんが、もちろんコロナが一日も早く終息して、新しい生活に戻ることを期待しております。そして、業績については今まで通りキッチリとやって行こうと思います」と述べていた。
※ラジオ関西『こうべしんきん三上公也の企業訪問』2021年3月23日放送回より
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『こうべしんきん三上公也の企業訪問』2021年3月23日放送回 音声