兵庫県は31日、新型コロナウイルスの新規感染者が211人にのぼったと発表した。200人を超えたのは1月28日以来。1週間の平均患者数は132.7人と、2月3日以来130人を超えた。
感染者の内訳は神戸市89人・姫路市13人・尼崎市29人・西宮市21人・明石市13人・県の健康福祉事務所管内で46人。感染者の総数は2万人を超えた2万59人となり、新たに4人の患者の死亡が判明、死者は591人に。
兵庫県内では2020年3月1日に初めて感染者が確認されて以来、累計患者数が1万人に到達するまで10か月かかったが、2万人へは3か月とサイクルが短く、感染拡大が加速していることがうかがえる。
県の担当者は、昨日(30日)の176人から急増したことについて、年度末のこの時期、神戸・阪神間で外出が増加し、人の行動が密になりやすくなっているのが要因との見方を示した。さらに20代の若者層の感染者の増加も目立っており、感染拡大第3波発生前(2020年11月上旬~中旬)に比べて増え幅が大きいため、今後はより注視したいとしている。