また神戸市東灘区の女子大学生(21)は「飲食店で急に『マスク会食』を求められても面倒。ならば外食はできない」と話した。
感染者が急増する兵庫・大阪では、検査対象者のうち英国由来の変異ウイルスの割合が週ごとに高くなり、3月下旬には過半数を占めた。この変異ウイルスは感染力が非常に高く、従来に比べ2倍近いとの報告もある。
また関西圏での感染者急増の理由に、▼首都圏より3週間早く宣言が解除され20~30代若者中心に外出が増えた、▼主に「英国型」の変異株が広がった(兵庫県感染症対策課の分析)、以上の2つが挙げられるという。
大阪市中央区の医療機器メーカー勤務の女性(40)は「この様子だと3週間後の首都圏も同様の状況になるのではないか」と話した。
菅首相は「まん延防止等重点措置」について、感染者増加が著しい東京などへも「必要であれば躊躇(ちゅうちょ)なく」適用する考えを示している。