第10回神戸国際フルートコンクール withコロナで日程・形式を変更して開催 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

第10回神戸国際フルートコンクール withコロナで日程・形式を変更して開催

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 若手フルート奏者の登竜門と言われる「神戸国際フルートコンクール」について、神戸市は、4月5日、日程や形式を変更して開催すると発表した。本選は2021(令和4)年3月の予定。

(写真提供:神戸市民文化振興財団)
(写真提供:神戸市民文化振興財団)

 1985年に始まった「神戸国際フルートコンクール」は、4年に1回開催され、今回が第10回の節目となる。史上最多の47の国と地域、492人から応募があった。神戸市は、当初今年8月に開催する予定で準備を進めるとともに、コロナ禍でどのような形で開催するのがよいか検討を重ね、8月に1次審査、来年3月に2次審査以降を行うとした。

 新たなスケジュールでは、予備審査を通過したおよそ50人から動画による1次審査をオンラインで今年8月に行い、24人を選ぶ。この動画は一般公開する。来年3月に2次、3次審査、そして3月27日に神戸文化大ホールで本選を行う予定。

 これまでは「短期決戦」だったが、新たなスケジュールでは1次と2次審査の間に時間のゆとりが生まれた。この時間を使い、市民にも広くコンクールについて知ってもらうための広報活動も行っていく。

(写真提供:神戸市民文化振興財団)
「コロナ禍でも音楽を志す若い人に門戸を開きたい」と、神戸市の久元喜造市長(写真提供:神戸市民文化振興財団)

 世界各地でコンクールや演奏会が中止に追い込まれるなか、多数の応募があったということで神戸市は、「何としても開催しなくては」という強い思いを抱いたという。「コロナ禍で先行きは不透明な部分もあるが、来年3月なら海外からも神戸に来てもらえるという望みもある」としている。

(写真提供:神戸市民文化振興財団)
記者会見の様子(写真提供:神戸市民文化振興財団)

【「神戸国際フルートコンクール」公式HP】

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