食パンブームが止まらない昨今、神戸・南京町で新たに、無添加食パン専門店「神戸milk食パン」がオープンした。神戸牛専門のレストランなどを経営する神戸牛吉祥グループ(神戸市中央区)によるもので、同店の真裏に2019年7月にオープンした生杏仁プリン専門店の姉妹店となる。
店内は白を基調としたシンプルな内装。六甲山と神戸港をモチーフにした白のネオンが印象的で、「写真映え」を狙う。販売する食パンは毎朝工場から直送。「ミルク」「プレーン」の2種類があり、いずれも兵庫県産の食材を中心に使用。身体にやさしい無添加にこだわる。
そのうち、「ミルク」には、淡路島産牛乳や神戸・布引の水といった地元・兵庫の素材とともに、北海道産バター、きび糖(きび砂糖)を使う。生地に熱した牛乳を混ぜ入れて糊化させることで、もちもちとした食感を実現。ミルクの優しい甘さが生地全体に練りこまれ、キメ細かい口当たりと、上品な甘みが味わえる。価格は1斤780円、ハーフ450円。
「プレーン」には、布引の水と、北海道産の小麦”夢ちから”を100パーセント使用。小麦本来の風味をぜいたくに楽しめるほか、天然酵母の酸味であっさりとした飽きのこない味わいに仕上げた。価格は1斤680円、ハーフ400円。ミルクとプレーン、どちらも購入から2日間は生の食感を楽しむのが良いという。
持ち帰りメニューもある。姉妹店とのコラボである「神戸プリントースト」(500円)は、「プレーン」の食パンに生杏仁プリンと杏仁ソフトを乗せ、はちみつをかけた高級感のある味わい。ドリンクでは、店内でいれる自家製の「ジャスミンティー」(400円)がイチ押しという。
同店広報の楳本(うめもと)愛理さんは「食パンのまち・神戸で、気軽に普段使いしてほしい。神戸の皆さんに愛されるお店になれれば」と意気込む。営業時間は午前11時~午後7時で、売り切れ次第終了。なお、4月26日には、神戸三宮阪急ビル内に開業する商業施設「EKIZO神戸三宮」に、同店の2号店がオープンする。
■「神戸milk食パン」
神戸市中央区元町通1丁目1-1 新元町ビル1F
営業時間 午前11時~午後7時(売り切れ次第終了)
定休日 不定休
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